備中神楽とはどんなもの?岡山の伝統芸能について調べてみた!

お笑い芸人

備中神楽とは、岡山県に古くから伝わる伝統芸能です!

今話題のお笑い芸人、東京ホテイソンのたけるさんが備中神楽の舞い手ということで注目を集めていますね!

馴染みにない人が多く、備中神楽とはどういうものなのか知りたい人も多いのではないでしょうか!?

気になりますよね^^

今回は備中神楽とはどういうものなのかを分かりやすくご紹介していきたいと思います!

 

備中神楽とはどういうもの?起源はどこにあるのか!

まずは備中神楽とはどういうものなのかをご紹介したいと思います!

そもそも神楽って何なの?という人もいるかもしれませんね!

私も聞いたことはあるものの、具体的にどのようなものなのかは調べるまで知りませんでした^^;

神楽と言うのは、読んで字のごとく、神様を楽しませるための舞や音楽のことを指します。

音楽に合わせて舞を舞うことで神様を喜ばせるという目的で行われているんですね!

その中でも備中神楽とは岡山県西部に位置する備中地方に伝わる神楽のことなんです。

お話は日本書紀古事記が元になっていることが多いようですね!

400年以上前から伝わっていて、1979年には国指定の重要無形文化財に登録されています。

重要無形文化財といえば、他に青森のねぶた祭りや秋田のなまはげなんかもそうですね!

備中地方で長い間親しまれていて、大切に伝えられている伝統芸能ということが分かります^^

現在も岡山には備中神楽を舞う団体が30団体ほどあるそうです!

大切なものだからこそこれからもずっと舞い継がれてほしいですね!

 

備中神楽の特徴って?

では、続いて備中神楽の特徴を見てみましょう。

 

備中神楽は舞の時間が長い!

備中神楽は非常に長い時間舞われるという特徴があります。

4時間で終わるものから、長いものだと12時間かかるものまで様々です!

といっても1人でずっと舞うのではないようですよ!

1人だとしんどすぎますもんねw

備中神楽は7人1組で行うのが定番なのだそうです!

 

備中神楽を楽しむ上での特徴

備中神楽を見て楽しむ上でどんな特徴があるのでしょうか?

備中神楽は静と動の舞の2種類がおり混ざっていると言われています。

ゆったりした動きから、アクションシーンを思わせるような激しい動きまで様々です。

その違いを楽しむのが醍醐味なんですね^^

また、備中神楽では笛などは使われず、太鼓のみでお囃子が行われます。

1つの楽器で色んなシーンが演出されているのは聞きごたえがありそうです!

目でも耳でも楽しめるのが備中神楽というわけですね^^

 

茶利が面白い!

備中神楽の特徴に『茶利』という演出があります。

これは舞い手と太鼓とが連携して行う漫才のような掛け合いなのだそう!

他の伝統芸能にはない特徴なのではないでしょうか!?

舞い手がボケて太鼓の音だけでツッコミを入れるというスタイルなのだそうですよ^^

伝統芸能と聞くと何だか小難しそうに感じてしまいますが、こんな面白い掛け合いもあるんですね!

 

備中神楽の演目やあらすじは?

続いて備中神楽の演目やあらすじを見ていきましょう!

 

備中神楽の演目にはどんなものがある?

備中神楽の演目は大きく分けて3つに分けられます。

  • 神殿神事(前段・後段)
  • 神代神楽
  • 神能

神殿神事は簡単に言うとプロローグ、エピローグみたいなものですね!

公演の最初と最後に行われるものです。

神殿神楽や神能はメインとなるストーリーの部分です。

神殿神事にあたる演目には以下のようなものがあります。

  • 榊舞
  • 導き舞
  • 猿田彦

続いて神殿神楽、神能には以下の演目が挙げられます。

  • 国譲り
  • 八岐大蛇退治
  • 吉備津舞
  • 五行
  • 玉藻前

この他にもたくさんの演目が存在するようですよ^^

 

備中神楽の演目のあらすじをご紹介!

続いて備中神楽で舞われる演目のあらすじをご紹介したいと思います!

先ほどご紹介した演目の中でもよく舞われるのは『国譲り』『八岐大蛇退治』のようです。

この2つの演目について簡単に見てみましょう!

 

国譲り

1つ目の演目は『国譲り』です。

これは天照大神大国主命に国を譲るよう問うといった内容の話です。

大国主命は自分の子供である事代主命建御名方命が良いと言えば譲ると答えています。

そのうち納得しなかった力に自信のある建御名方神命が力比べを持ち出すのですが、建御名方命が惨敗するんですよね。

これによって大国主命は天照大神に国を譲ることになりました。

この国と言うのが出雲なのだそうです!

出雲といえば神様が集まる出雲大社がある場所!

どのように舞われるのか気になりますね^^

 

八岐大蛇対峙

もう1つは八岐大蛇対峙です!

こちらはストーリーを知っている人も多いのではないでしょうか!?

8つの頭を持つ大蛇、八岐大蛇(やまたのおろち)須佐之男命が倒すという話になっています。

毎年女性を生贄にする必要がありましたが、それを食い止めたのが須佐之男命なんですよね。

八岐大蛇を酒で酔わせて眠らせ、刀でとどめを刺した須佐之男命。

最後には八岐大蛇から出てきた大刀を天照大神に献上し、その刀は三種の神器として知られています^^

八岐大蛇との戦いのシーンは激しい舞が見られそうで、迫力がありそうですね!

 

備中神楽で使われるお面の種類

様々な演目がある備中神楽!

舞い手はお面を付けて舞を行いますが、どんなお面があるのでしょうか!?

お面の種類がこちら!

  • 猿田彦命(さるだひこのみこと)
  • 大国主命(おおくにぬしのみこと)
  • 建御名方命(たけみなかたのみこと)
  • 恩羅(うら)
  • 事代主命(ことしろぬしのみこと)
  • 稲脊脛命(いなしはぎのみこと)
  • 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
  • 経津主命(ふつぬしのみこと)
  • 櫛稲田姫(くしいなだひめ)
  • 須佐之男命(すさのおのみこと)
  • 手名槌命(てなづちのみこと)
  • 足名槌命(あしなづちのみこと)
  • 松尾明神(まつおみょうじん)
  • 奇名玉明神(くしなたまみょうじん)
  • 室の尾明神(むろのおみょうじん)
  • 思兼命(おもいがねのみこと)
  • 手力男命(たじからおのみこと)
  • 天照大神(あまてらすおおみかみ)
  • 万古大王(ばんごだいおう)
  • 埴安の命(はにやすのみこと)
  • 修者賢牢神(しゅうじゃけんろうじん)
  • 白面の老狐(はくめんのろうこ)

非常に多くのお面が存在することが分かりますね!

演目によって使われるお面が異なります^^

どのお面が使用されているのかも備中神楽の見どころとして楽しみたいですね!

 

備中神楽が行われている場所はどこ?

それでは最後に備中神楽がどころで行われているのかを見ていきましょう!

備中神楽を見ることができるのは

  • 国橋祭り(4月の最終日曜日)
  • 成羽愛宕大花火(7月下旬)

という行事のタイミングです!

感染症対策のため、このスケジュールで行われるかどうかは定かではありませんが…^^;

どちらも岡山県高梁市成羽という場所で行われます!

 

南側には成羽川という一級河川も流れています^^

今回ご紹介した備中神楽とはどのようなものかは、東京ホテイソンのたけるさんが解説してくれている動画もあります!

経験者であるたけるさんの説明はとっても分かりやすいですよ!

興味のある人は是非見てみて下さいね^^

 

まとめ

今回は備中神楽とはどういうものなのかご紹介しました!

岡山県の備中地方に伝わる伝統芸能であることが分かりましたね。

ちょっとした漫才のような掛け合いや、ダジャレのようなものがあるようで、面白そうですよね!

若い人でも楽しめそうな気がします!

現在でも岡山県高梁市成羽で行事の時に回れているという備中神楽。

一度でいいから生で見てみたいですね^^

 

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